あらすじ
『アノマリー・ワールド・サバイバー』――それは、5つの異様な世界を舞台に、美しくも凶悪な女型の敵が波状攻撃を仕掛けてくる、硬派なホードサバイバル系インディーゲーム。
ユウスケは、そんなニッチな高難度ゲームを愛するごく普通のゲーマーだった。最新作であるこのゲームも「楽勝すぎる」とあくび混じりにクリアし、そのまま眠りにつく。だが、目を覚ますと彼は血のように赤い月の下に立っていた。
そこは、自分が今まさに攻略し終えたゲームの舞台――アブサーダーランド王国。
装備は最低ランクの「木製の剣」だけ。しかし、ゲームさながらのHUD表示と、アイテムを「具現化」できる能力を備えていることに気づく。すぐに理解したのは、ここが単なるゲームの移植版ではないということ。モブ敵ですら自我を持ち、その世界観には競技セパタクローが深く関わり、かつて彼が無双して薙ぎ倒した美少女たちは、今や狡猾なアカリに率いられた“意思ある狩人”として彼を追う。
敵の行動パターンを知っていることだけが唯一のアドバンテージ。しかし、難易度が“リアルライフ”まで跳ね上がったこの世界では、木の剣一本でどうにかなる保証はどこにもない。
コズミックホラーからシュルレアリスムまで、五段階の狂気のステージをかいくぐり、自分が異物だと見抜く美女軍団の追撃から生き延びなければならない。
“イージーモード”は終わった。本当のサバイバルが、今始まる。