あらすじ
世界には、排除すべき“敵”がいる。
人類にとって、それは――
人を喰らい、崩壊と再生を繰り返す異形【エリミネア】。
突如として現れ、生物を襲い、喰らい、進化する怪物。
放置すれば、人類は滅びる。
ゆえに、人類は奴らを排除する。
《機関》に属する「戦士」たちは、
人類を守るため、ただひたすら異形を狩り続けていた。
それは疑う余地のない“正義”だった。
十五歳の誕生日。
少女リュシア・ヴァレンタインは、
故郷を、家族を、未来を奪われる。
母の腹の子を喰らい、
「産まれないことが救いだった」と嗤った
第八席次【胎児喰い】。
消えた妹・リィナ。
生きていると信じたい、たった一人の家族。
復讐と希望だけを抱え、
リュシアは剣を取る。
家族の仇を討つために。
妹を取り戻すために。
「世界の敵は排除する。
――たとえ、それが私でも」
これは、
終わりゆく世界で
少女が“正義”を問い続ける物語。