あらすじ
中学時代、体重80キロを超えていた陽葵(ひまり)の人生を変えたのは、伝説のアイドル・響(ひびき)が放った「自分を愛せるのは自分だけ」という言葉だった。その日から陽葵の地獄のような自分磨きが始まる。大好きな食べ物を断ち、足の裏が血まみれになるまでダンスを踊る日々。中学を卒業する頃には、誰もが振り返る美貌を手に入れていた。
しかし、高校生になった陽葵を待っていたのは「全戦全敗」の現実。 「綺麗だけど、中身が空っぽ」。審査員の冷酷な言葉に、陽葵は自分が「ガワだけを整えた偽物」であることに絶望し、リバウンドの恐怖と自己嫌悪に苛まれる。
そんな彼女に届いた最後の招待状。それは、かつての憧れ・響がプロデュースする、前代未聞の「24時間配信公開オーディション」だった。
カメラに囲まれた合宿所で、陽葵に与えられたのは、ギャル、毒舌小学生、おっとり元アスリート、ヤンデレという、個性もバラバラな「余り物グループ」のセンターという座。 世間からは「引き立て役(かませ犬)」と嘲笑され、さらには「元80キロ」という過去の写真まで晒され、ネットは炎上の渦に包まれる。
「魔法が解けるのを待つくらいなら、ガラスの靴を履き潰すまで踊ってやる」
24時間、全世界に晒される監視の目。それを逆手に取った陽葵たちの「泥臭い逆襲」が始まる。 過去という呪いを武器に変え、偽物のシンデレラが本物の「光」を掴み取るまでのサクセスストーリー!