あらすじ

人と目を合わせることが、極端に苦手な高校二年生・桜井佳乃。 彼女の居場所は、いつも放課後の美術室だった。風景画や静物画ばかり描いてきた佳乃にとって、キャンバスの前だけが、ちゃんと自分でいられる場所だったから。 そこへある日、嵐みたいな女の子が飛び込んでくる。 陸上部のエース・夏目双葉。スランプ中の彼女が佳乃に頼んだのは、「最高に輝いてる私を、キャンバスに閉じ込めてほしい」という、まっすぐすぎる一言だった。 目を合わせるのが苦手な佳乃は、双葉のまっすぐな瞳に、どうしても向き合えない。 でも、描くためには、ちゃんと見なきゃいけない。 怖くても。恥ずかしくても。胸がトクンと鳴っても。 筆を重ねるたびに、距離が縮まっていく。 色を混ぜるたびに、名前のない気持ちが育っていく。 これは、目を逸らしてばかりだった女の子が、一番見たいものを見つけるまでの、すこし不器用で、とびきり温かい物語。

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カクヨム
カクヨム2026/05/02
  • 現在の作品私専属のモデルが距離を詰めてくるんですが。~内気な美術部員×ぐいぐい系陸上部エース~