あらすじ
ミステリー作家・セシリア・アシュリーは自分の書く言葉を嫌悪していた。人間のエゴが息苦しい彼女は「木になりたい」と願い続けている。
ある夜、へその上に小さな芽が生える。最初はただの違和感だったそれが、日を追うごとに葉を広げ、茎を伸ばし、ついには足の裏から根を這わせていく。
担当編集者であり、彼女を深く愛するエリオット・ターナーはそんな彼女の異変を前にしても逃げなかった。彼の愛は献身的でありながら、激しく独占的で倒錯的。
「あなたが木になるなら、俺はあなたの一部になりたい」
人間であることを拒絶した女と、その女を永遠に所有したいと願う男が向かう行く末は──…