あらすじ
エジプト・ギザのピラミッド地下に、未知の巨大空間が存在する――。
若き考古学研究者・篠原蓮は、最新の地中レーダー調査によって発見されたありえない地下構造の解析チームに加わる。そこには、複雑に交差する通路、円筒状の謎の遺構、そして古代エジプトの記録に存在しない地下玄室が広がっていた。しかし、調査が進むにつれ、奇妙な現象が起こり始める。
聞こえるはずのない祈りの声。
壁画に描かれた、現代の調査隊の姿。
そして、地下深くへ降りるほど狂っていく時間の感覚。
古代人は、王を葬るためにピラミッドを造ったのか。それとも、地下に眠る何かを封じるために造ったのか。砂漠の下に隠された迷宮で、蓮たちは人類史から消された真実に触れていく。
これは、ピラミッドの地下に眠る神と、決して開けてはならなかった扉をめぐる、考古学オカルトミステリー。