あらすじ
王国の第二王子ルーファス・ルビナ・グレイは、騎士団長として「ルビーの騎士」と呼ばれる、寡黙で実直な剣の達人。 しかし、彼には秘密があった。それは、「ちいさくて可愛いもの」をこよなく愛するという、騎士らしからぬ繊細な心だ。
ある夜会で、ルーファスはローズクォーツのように可憐で儚いと噂されるロザリンド・クォーツィン公爵令嬢に一目惚れ。「僕がこの繊細な花を一生守り抜く」と決意し、交際を申し込む。
一方、ロザリンドも秘密を持っていた。彼女は淑女の仮面を被っているが、その正体は「自分より強い男を求めるレイピアの達人」。両親の懇願で仕方なく王子からの交際を受け入れたものの、「自分を壊れ物扱いする優男(王子)は結婚相手として物足りない」と内心不満を抱えていた。
「この子は絶対に強い衝撃を与えてはいけない(ルーファス)」 「この程度の散歩では筋肉が衰えますわ(ロザリンド)」
守りたい王子と守られたくない令嬢。ちぐはぐなデートが続く中、二人は突如、プロの暗殺集団に襲われる。
ロザリンドを庇い、毒を受けたルーファスは瀕死の重体に。婚約者が傷つけられたのを見たロザリンドは、ついに仮面を脱ぎ捨てる。ドレスの下に隠した細剣(レイピア)を抜き、圧倒的な剣技で暗殺者たちを一掃した!
「私の未来の旦那様に傷をつけるなど、許しませんわ!」
本性を知られ、婚約破棄を覚悟し、涙ながらに別れを告げるロザリンド。しかし、意識を取り戻したルーファスは、その強さを一切責めなかった。
「君が剣を振るう姿は、凛々しくて、美しくて……誰よりも可愛かった」
これは、人の強さの真の美しさを見抜いた寡黙な騎士が、命を削る誓いの指輪『ルビーのジェムエンゲージ』と共に、最強の薔薇の騎士を溺愛する、ギャップ萌えロマンス!