あらすじ
「あらあら、まあ。そんなに怒っては、せっかくの春が逃げてしまいますよ」
殺伐としたVRMMOの世界に現れたのは、札幌在住の100歳のおばあちゃん・キヨ。
彼女が竹箒を振れば一年の因縁が消え、お茶を淹れれば争いが止まる。
孤独な氷の少女を娘として迎え入れ、絶望に沈む冥界の王には温かな「ぼたもち」を差し出す。おばあちゃんが生活の知恵を披露するたび、運営の用意した残酷なシステムは、最高に心地よい「お茶の間」へと書き換えられていく。
これは、全人類の背中を優しく押し、世界中の絶望に**「合格の印」**を付けて回る、最高にお節介な隠居生活の記録。