あらすじ
かつて世界を救った魔法少女は、なぜ〝失格〟になったのか。
知恵揺子(ちえ ゆりこ)は、元魔法少女である。
だが今はその名を捨て、魔法使いとして静かに生きている。
守れなかったものと、背負い続ける罪から目を逸らすように。
そんな彼女の前に現れたのは、ひとりの少女だった。
「闇夜を照らす希望の光――クレイドルソフィア!」
それは、かつて揺子が名乗っていた魔法少女の名前。
だが少女は、その意味も重さも知らないまま、無邪気にそれを掲げていた。
やがて明らかになる少女の正体と、滅んだはずの【宿敵】の出現。
そして少女は言う。
「私は、ソフィアを助けたい」
それは過去の否定か、それとも救いか。
過去に囚われた大人と、未来を信じる子ども。
交わるはずのなかった二人が、止まっていた時間を動かしていく。
これは、罪と向き合い、赦しを探す物語。