あらすじ

世界から「色」が失われ、万物が石のように変質していく謎の厄災『灰の浸食』。 王宮の地下で冷遇されていた下級技師のアイオネは、失われた色彩と機能を修復する「色直し」という、地味だと見下されている魔法の使い手だった。 ある日、彼女の元に、右腕が灰色に石化してしまった王国最強の第一王子・アリスティアが訪れる。 国中から崇められる聖女の『純白魔法』でも治せなかったその腕を、アイオネは特製の「白銀の絵の具」を一筆塗るだけで、いとも簡単に蘇らせてしまった! 「君の魔法は地味などではない。世界を塗り替える力だ」 王子の専属色直し師として引き上げられたアイオネは、その圧倒的な技術で、枯れたバラ園も、濁った水源も、次々と色鮮やかに蘇らせていく。 しかし、対象の生命力ごと根本から直してしまう彼女の魔法は、不都合なものを「ただ白く塗りつぶして隠蔽」することで権力を握ってきた聖女たちにとって、自らのビジネスモデルを破壊する一番都合の悪いものだった。 「あなたのその『白』が、限界を超えて他の色を殺しているのです!」 聖女からの暗殺や嫌がらせを受けながらも、アイオネは銀の王子に守られながら王宮の闇を暴き、国中の「灰色」を次々と塗り替えていく。 これは、誰にも見向きされなかった職人の少女が、その筆一本で世界を救い、最強の王子に溺愛されながら極彩色の未来を描くまでのシンデレラストーリー。

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小説を読もう2026/05/01
  • 現在の作品王宮の「色直し」師 〜灰色になった世界を、私の魔法(パレット)で塗り替えます〜