あらすじ

「地味で退屈な女だよ、君は」——三年尽くした婚約者に捨てられた夜、氷室葵(32歳)は偶然一本の動画を目にする。『北海道の羊飼い、三十年にわたり渡り鳥を追い続ける理由』。画面の中で無愛想に佇む男は、三十年前の夏、幼い葵にある約束をした幼馴染・蒼真だった。「俺が見つけたら教えてやるよ。だから、待ってて」——渡り鳥の行き先を追いかけると言ったあの日の言葉。衝動的に北海道へ向かった葵を待っていたのは、素っ気ない態度を崩さない蒼真と、広大な牧場での新しい日々。彼は本当に約束を忘れてしまったのか。それとも——。婚約破棄で全てを失った女と、三十年間ただ一人を待ち続けた不器用な男。大人になった二人が再び出会うとき、止まっていた時間が動き出す。傷ついた心が癒される場所で紡がれる、じれったくも温かい再会ラブストーリー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/01
  • 現在の作品三十年、渡り鳥を追いかけた幼馴染が実は私をずっと待っていた話