あらすじ
ダンジョンで何もできずに死んだ。
新米探索者・荒砥勇利(あらと ゆうり)。
ヒーローを目指した男の最期は、あまりにも無様だった。
──だが。
死んだはずなのに、意識がある。
荒砥勇利は、幽霊になっていた。
そして、自分の死に祈りを捧げる少女を助けようとして、スキル〈憑依〉に目覚める。
しかしそのスキルは、人にもモンスターにも取り憑き、その体を思うがままに操るモンスターの能力。
ヒーロー志望の男は、人類の敵に転生してしまったのだ。
しかし、それでも。
たとえ幽霊になっても。
たとえ人類の敵になっても。
男は、ヒーローになることを諦めない。
これは、死んで始まる英雄譚。
人を助けるためモンスターに取り憑き、やがて最強のラスボスへ至る男の物語。