あらすじ
父・孫堅を失った若き孫策伯符は、乱世のただ中でひとつの夢を見る。
江東を平らげ、周瑜と共に天下を語り、大喬を娶り、弟・孫権へ未来を託す自分。
そして、二十六歳の若さで刺客に襲われ、命を落とす自分。
それはただの夢か。
それとも、避けられぬ天命か。
だが孫策は笑う。
死ぬ日が分かっているなら、そこまでに死なぬ己になればいい。
江東を取る。
孫家を立てる。
そして今度こそ、天下へ手を伸ばす。
勝つだけでは足りない。
斬るだけでは国は残らない。
若き小覇王は、自らを殺すはずの運命ごと斬り伏せる。
これは、江東で死ぬはずだった英雄が、生きて乱世を駆け抜ける物語。