あらすじ
「ゼオン・アルカディア。貴様との婚約を破棄し、国外追放を命じる!」
前世で航空エンジニアだった俺が、乙女ゲームの悪役令息に転生して十年。
待っていたのは、無能な第二王子による予定調和の婚約破棄だった。
魔力が乏しく、剣も使えない「欠陥品」。
王宮から放り出された俺に、刺客の手が迫る。
だが、彼らは知らなかった。
俺がこの十年、領地の隅で「魔法を燃料に変える内燃機関」を完成させていたことを。
馬車より速く、ドラゴンより高く。
魔法の絨毯すら到達できない高度一万メートル。
俺は自作の複葉機に飛び乗り、追撃してくる騎士たちを雲の上から見下ろした。
「地上で泥を啜ってろ。俺は一足先に、新世界へ行く」
これは、悪役令息が「飛行機」という概念で
中世ファンタジーの常識をブチ壊し、いつの間にか世界最大の航空帝国を築いてしまう物語。