あらすじ
「その笑顔、誰のために作られてる?」
夢と希望のテーマパーク。
そこで働き始めた青年・夢見太郎は、ある日知ってしまう。
——キャラクターたちは、“本物”だということを。
だがその裏側には、絶対に破ってはならないルールがあった。
名前で呼ばれるたび、人格が上書きされる。
不要になった存在は、“リセット”される。
笑顔を貼りつけたねずみ・ミックー。
“姫”であり続けるために壊れていく少女。
そして、消されたはずの存在——エルナ。
これは、“夢の国”の話じゃない。
これは、存在を奪われた者たちの反逆だ。
やがて太郎は選ぶ。
守られる側ではなく、“物語に抗う側”へ。
世界の外側。
すべてを観測し、書き換える存在との対峙。
「それでも、俺たちはここにいる」
観測が消えても、世界が終わっても——
記憶がある限り、物語は死なない。