あらすじ
この短編集に収められているのは、少し風変わりな物語ばかりです。
壮大な戦争も、宇宙を駆けるヒーローも、ここには登場しません。
代わりにここにあるのは——
誰にも知られず終わる記憶。
誰かに伝わることのなかった想い。
そして、それでも「そこにあった」と証明しようとする、小さな祈り。
舞台は未来、宇宙、廃墟の都市、仮想世界、そして失われた地球の空。
しかしどの物語も、本質的には「人の声」や「存在の痕跡」について語っています。
もし、あなたがこの本を閉じたとき、誰かの“いた証”が、そっと胸に残ってくれるなら。
それこそが、この本の本当の結末なのかもしれません。