あらすじ

十九歳の夏。 バイエルン公女ヘレーネは、未来のオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフの花嫁候補として避暑地バート・イシュルを訪れる。 けれど皇帝が選んだのは、姉に付き添ってきた自由奔放な妹エリザベートだった。 後世、人々はきっとこう語るだろう。 未来の皇帝に選ばれなかった姉は不幸で、皇后となった妹こそ幸福だったのだと。 だが本当にそうだったのか。 皇后となった妹は、美貌を称えられながらも宮廷と姑に苦しみ、愛されながら孤独にすり減っていく。 一方、選ばれなかった姉ヘレーネは、穏やかな夫と静かな家庭を得て、喪失を抱えながらも人として泣き、人として愛する人生を生きていく。 これは皇后になれなかった姉が、選ばれなかった先で見つけた静かで確かな幸福の記録である。 ※歴史を元にしたフィクションのお話しです。 一日に二話以上投稿、完結まで毎日投稿です。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/01
  • 現在の作品皇后になった妹と選ばれなかった私 〜エリザベートの姉は不幸な女ではなかった〜