あらすじ
秋田から上京し、看護学校に通う里奈は、
古びたアパートで静かに暮らしていた。
清楚で控えめ。
恋に不慣れ、誰が見ても“男性慣れしていない”彼女。
そんな里奈の隣に越してきたのは、
受験勉強に励む青年・祐介。
不器用で、奥手で、恋愛経験もない——はずの彼。
薄い壁一枚の距離。
それは、ハプニングの予感を十分に感じさせた。
けれど——
その距離は、ただ近いだけでは終わらなかった。
壁の向こうから聞こえた、ある夜の“声”。
それをきっかけに、
止まっていたはずの何かが、静かに動き出す。
そして祐介は、
自分でも気づかないまま、里奈の中に眠っていたものを、少しずつ引き出していく——。