あらすじ
「済まない、今日もルナの体調が……」
婚約者のヴァルターが優先するのは、いつも病弱な幼馴染。私の十八歳の誕生日さえ、彼はルナへの土産と同じ菓子を押し付け、彼女の元へ去った。
しかし、その菓子には私の命に関わる「乳製品」が含まれていた。
激しいアレルギー発作で死にかけた翌朝、見舞いに来た彼が放ったのは「食い過ぎで倒れるなんて見っともない」という蔑みの言葉。
その瞬間、私の中で何かが切れた。
彼は知らない。私が密かに隣国の留学生と交流し、彼との婚約解消を済ませていたことも。
卒業パーティの夜、翠のリボンを外した私を見て焦る彼に、私は最高の「報い」を突きつける。