あらすじ
北海道最大の都市・季幌市。桜の開花とともに、空前絶後の巨大イベント「桜花争奪戦(通称:サクラキャッシュ)」が幕を開ける。ルールは、提示された写真とヒントを頼りに、指定された桜の「花びら一枚」を制限時間内に持ち帰ること。優勝賞金は八億円。ただし、移動は徒歩と自転車のみ。そして、妨害工作が横行する過酷なレースだった。
主人公の千尋は、離れ離れになった弟を連れ戻す資金を得るため、パワー担当の啓吾、知識担当の真司、分析担当の弥生と共にこの博打に挑む。
一行は、植物学の知識と街の地理を駆使し、ターゲットを突き止める。しかし、その背後には暴力も厭わない非道なチームの影が迫っていた。卑劣な襲撃により負傷者を出しながらも、千尋はかつて培った格闘術で立ち向かい、正当防衛の限界を攻めて道を切り拓く。
知略と拳、そして仲間の絆。果たして彼らは、逃げ去る春を追い越し、八億円の「救い」を手にすることができるのか。