あらすじ
居場所など、もうどこにもなかった。
側室の子として生まれたセレナは、”気狂いの娘”と呼ばれ、王宮で疎まれて育った。
そしてある日、彼女は、元敵国である”呪われた国”へと嫁がされる。
期待などしない。ただ命じられるままに、王の妻としてそこに在るだけ――
そう決めていたはずだった。
たくさんの新たな出会いが、ただ運命に従うだけだったセレナの心を動かし、王妃としての自覚と責任を芽生えさせる。
その姿に、国王レオナートも次第に惹かれていく――
セレナの体に秘められたものとは。
元敵国へと嫁がされた真の目的とは。
これは、全てを諦めた王女が、王妃として愛されるまでの物語。