あらすじ
東京・丸の内。急成長を遂げるIT企業「ネクサス・ホールディングス」のワンマン社長に持ち込まれた、あるベンチャー企業の買収話。
利益率25%、無借金、現金12億円。
教科書通りに美しい決算書(PL・BS・CS)を持つその会社の実態は、ペーパーカンパニーと循環取引で巧妙に作り上げられた「完全なる空っぽ(ハリボテ)」だった。
仕掛けるのは、天才的な数字の魔術師・白崎と、交渉のプロ・黒木。彼ら「会社師(かいしゃし)」の目的は、50億円の買収資金を合法的に騙し取ること。
しかし、ネクサス側が雇った大手監査法人の「猟犬」こと桐谷が、完璧なはずの数字に隠されたわずかな綻びに気づき始める……。
決済までのタイムリミットは30日。監査法人の追及、現金の枯渇、そして裏切り。
騙すか、暴かれるか。
百億円の欲望が交差する、息詰まる極上のコンゲーム(騙し合い)サスペンスが開幕する!