あらすじ
王立魔道学園ラインダール。
そこは、才能ある若者たちが魔法を学び、仲間と出会い、未来を選ぶための場所。
平凡な魔力しか持たない少年・メルトは、入学式の日に出会った明るく食いしん坊な少女・ミーアと、突然の実戦試験をきっかけに行動を共にすることになる。
最初はただ騒がしく、少し面倒な存在だったミーア。
しかし、魔法訓練、試験、学園祭、夜の図書館での秘密の勉強会を重ねるうちに、メルトは彼女の笑顔の裏にある寂しさに気づいていく。
ミーアは、かつて大きな魔法災害で故郷を失っていた。
それでも彼女は「誰かを笑顔にできる魔法使いになりたい」と願い、痛みを隠して明るく振る舞っていたのだ。
一方メルトもまた、自分には特別な才能がないと思い込んでいた。
だがミーアと過ごす中で、彼の魔法には“他人の魔力を支え、形にする”力があることが判明する。
それは目立たないが、誰かを守るためには欠かせない魔法だった。
やがて二人は、学園に眠る古い魔法装置と、ミーアの故郷を奪った災害の真実に近づいていく。
卒業の日
メルトはミーアにもう一度告白する。
「忘れてもいいおもいだせなくてもいい。
何度でも、俺が好きにさせるから」