あらすじ

判定石は俺の魂を読み取れず、『鑑定/読取エラー/推定E-』と表示した。 再判定する価値もないと判断された日、兄は俺を家から追い出した。 天野悠真、十七歳。三大宗家の落ちこぼれ。 家賃八万のウィークリーマンション。手切れ金は三十万。 生活費を稼ぐために潜った深層ダンジョンで、俺は気づく。 殺した魔物のスキルが、俺の中に残っている。 そして同じ夜、覚えのないアプリ『DiveTube』が、勝手にスマホに入っていた。 ──未踏帯配信枠・空きが発生しました。 覆面と中古機材を揃え、生活費のためだけに配信を始めた俺は、 気づけば世界ランキング1位になっていた。 ただし、強くなるほど、自分が消えていく。 コメント欄の感情に体が引きずられ、殺した魔物の最後の記憶が悪夢になる。覆面が剥がれれば、視聴者の魔力チャージも止まり、俺は戦えなくなる。 俺はただ、誰にも見つからずに静かに生きたいだけだった。 それなのに、世界が俺を見ている。 「やめたい。でも、もう少しだけ」── 配信を切れない少年の、誰にも届かないはずの独白。

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カクヨム
カクヨム2026/04/30
  • 現在の作品最弱判定で家族に追放された俺、深層ダンジョンで一人配信したら世界ランキング1位になっていた件