あらすじ
無能と呼ばれた灰属性の少年ユイトは、王都の地下で禁書を管理する司書として静かに生きていた。
誰にも期待されず、誰にも必要とされない場所で、本だけを相手に過ごす日々。
しかしある夜、幽閉された王女リシェリアと出会ったことで、その運命は大きく動き出す。
彼女は強すぎる魔力ゆえに隔離され、禁書に狙われる存在だった。
そしてユイトは、“灰”という無能とされた力で、禁書の力を受け止め、読み解くことができる唯一の存在だった。
王宮に隠された闇。禁書に刻まれた真実。
そして、王都を見つめる“何か”。
灰の司書と幽閉王女は、世界の核心へと踏み込んでいく――。