あらすじ

第一騎士団長アルベルト・ファルケンライトは「氷の盾」と呼ばれる男だった。 表情を変えず、訓練の鬼として団員を鍛え上げ、笑わない。 だがある日、訓練終了の合図を出そうとした瞬間、なぜか「あと六分」を逆算している自分に気づく。 それは王城厨房の料理番が夜食を運ぶ時刻だった。 気づいたとて、彼は氷の盾。気持ちなど顔に出すはずがない——そう、思っていた。 「閣下、これで五十二回目の調整ですよ」 副官の業務日誌と、料理番の困惑顔が、物語を動かす。 厨房を巻き込む腐敗事件が動く前に、彼は自分の心を鎮められるのか。 攻め視点・鈍感溺愛短編。

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カクヨム
カクヨム2026/04/30
  • 現在の作品副官は溜息をついた——騎士団長が料理番の少女のために訓練終了時刻を整えるのを、もう五十二回も見たから