あらすじ

近未来日本。 人々は、現実に重なる共感覚仮想空間《シナスタ》と共に暮らしている。 高校生の東雲梓は、雨上がりの潮見跡地公園で、ひとりの不思議な少女と出会う。 金髪に暗い茶色の瞳。白と灰色の制服。 けれど彼女は、自分の名前も、自分が何者なのかも知らなかった。 梓は、その少女に「凪」と名付ける。 ぎこちない会話。 初めての友達。 推し、味、苦さ、楽しいこと、危ないこと。 凪は少しずつ、人間の世界を覚えていく。 しかし、シナスタの奥では、誰かの欠けたものを埋めようとする危険な術式が動き始めていた。 凪の存在は、やがて梓たちの日常を、思いがけない事件へと巻き込んでいく。 名前を呼ぶことは、つなぎ止めることなのか。 それとも、縛ってしまうことなのか。 これは、名前を知らなかった少女と、彼女に名前を与えた少女の物語。

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カクヨム
カクヨム2026/04/30
  • 現在の作品プラグマティック・フォーミュラ 『私は、凪がいい』