あらすじ
有栖綾瞳は、ある日を境に自由を奪われた。
監禁したのは朱宮雅織――かつてはやさしさで彼女をつつんだ男。
閉ざされた部屋、支配される生活と、否応なく削られてゆく意思。
逃げる機会は、あった。叫ぶ手段も、残っていた。
けれども、そこから抜け出したいとの意思がいつしか希薄になり、雅織の奴隷として暮らす日々が当たり前となっていた。
これは――果たして「恋」なのか、「ストックホルム症候群」なのか。
閉じ込められたのは本当に身体だけなのか――。魂ごと彼に囚われているのか。
BGM:安全地帯「熱視線」