あらすじ
2000年11月15日。
突如としてダンジョンが世界中に発生した。
それから34年。
人類はダンジョンのある日常に完全に適応し、浅瀬であれば安全性も担保され、ダンジョン探索者は国家公務員として世間にも広く認知され始めていた。
挙げ句は義務教育にまでダンジョン探索の授業が導入され始め、小学生男子のなりたい職業ランキング1位は堂々のダンジョン探索者となった。
高校のダンジョン探索部で活動していた天瀬隼(あませしゅん)はイジメを受けていた。
レベルを上げてもなかなか成長しないステータス、鈍くさい運動神経や反射神経など、探索部で組んでいたパーティーで足を引っ張っていた。
それもあり、ステータス値の高い同部活の部員に殴られ蹴られ、罵声を浴びせられる日々を送っていた。
そんなある日、隼はパーティーメンバーととあるダンジョンに赴く。
池袋ダンジョン。
池袋西口の劇場前に存在するそのダンジョンは、世界で三番目のダンジョンとされており、浅瀬は多くの探索者で溢れかえっているが、深層もいまだ開拓されきっていないダンジョンだった。
どこまでダンジョンの階層が続いているか分からないダンジョンで、隼はパーティーメンバーの転移罠に嵌められ、ダンジョン奥地まで転移させられてしまう。
ダンジョン奥地の強力な魔物たちに囲まれる環境で、隼は死の淵まで追いやられ、とうとう覚醒することとなる。