あらすじ

夜。けたたましくインターホンが鳴り響き、おれは舌打ちをして、のろのろと起き上がった。頭を掻き、床に転がっている物を蹴飛ばして玄関へ向かい、ドアを開けた。 そこに立っていたのはスーツ姿の小柄な男。背筋をぴんと伸ばして、妙に姿勢がいい。やや口角を上げて、いかにも『私はあなたの敵ではありませんよ』というような笑みを浮かべていた。だが、おれは知っている。あれは自分よりも馬鹿だと思っているやつに向ける表情だ。 「夜分遅くに失礼いたします。こちら、商標違反の件でご説明に参りました」 「はあ? 商標違反……?」

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小説を読もう2026/04/30
  • 現在の作品おれが商標登録 :約2500文字