あらすじ
世界中にダンジョンが出現して十八年。北條比呂は、アルバイトに明け暮れる高校中退の底辺フリーターだ。人生逆転を夢見てソロ探索者を続けていたが、目立った成果のない日々を過ごしていた。
ダンジョンの出現と同時に、人類にはステータスや職業、固有のスキルが発現するようになっていた。ある日、比呂は探索中に、運命そのものを書き換える禁断の固有スキル《過去改変》を取得する。
それは、絶望的な終末へと向かう世界の理を覆す、神の如き力だった。かつて「持たざる者」だった青年が、手にした禁断の力で自身の過酷な運命と、滅びゆく世界の結末を次々と改竄していく。底辺からの脱却と、世界の救済を賭けた比呂の孤独な戦いが、今ここから幕を開ける。