あらすじ
八歳で“職業”を授かる世界。
孤児の少年カインが手に入れたのは、人を守るための職業——騎士だった。
守る対象のそばにいるほど強くなる、単純な力。
それでも彼は信じていた。
この力があれば、大切なものを守れると。
だが——その日、街は戦場に変わった。
守るはずだったものは、すべて失われる。
仲間も、日常も、そして——届かなかった約束も。
瀕死で覚醒した騎士は、自分自身を“守る対象”に設定する。
それは、本来ありえない歪んだ在り方。
仲間が死ぬほど強くなる。
守るほど、何も守れなくなる。
これは、守れなかった騎士が——
すべてを踏み越えて頂点を目指す、復讐と下剋上の物語。