あらすじ
青年期の男性オメガだけが通う神学校で、
発情の兆しを見せないまま成人を迎えたリオネル。
神子候補として静かに生きるはずだった彼は、
ある日、皇子の訪問をきっかけに“運命の番”の香りを感じ取る。
しかしその相手は、幼い頃に出会い、
たがいに名乗れなかった金髪の少年──
身分差、発情しない体、そして自分を卑しむ実家の影。
すべてを恐れ、逃げようとするリオネル。
彼を捜し続けた十数年の想いを胸に、
「運命の番は君だ」と、リオネルに迫るアルファ。
神話の女神が微笑む鏡の間で、
サンザシの花が二人を結びつける──。