あらすじ
【小説賞応募の関係により、あらすじにはネタバレを含みます】
中学3年生の猫田ももは、ある朝目が覚めると、イケメン4人に囲まれていた。どうやら話を聞くと、その4人はももが過去に河川敷に捨てられていたところを発見し秘密裏にお世話していた仔猫4匹だったのだ。急に引っ越すこととなりそれ以来面倒を見てやることができなくなったのだが、人間の姿となって戻ってきたユキマル、トラ、ネムタロウ、タイヨウたち性格の違う4人からまさかの溺愛攻め。それから一緒に学校へ通うことに。本当の猫のように異様に寒がりな彼らに放課後マフラーをプレゼント。ももは、かわいいと思っていたはずの猫男子にドキドキしっぱなしで、一度トイレに逃げ込もうとするが、変な男に連れ去られそうになった時にタイヨウが助けにくる。普段は明るい彼の裏の性格が出てしまったり。安心して気が緩んだその時、ももは高熱で倒れてしまう。どうやら気を失ったらしく、次に目を覚ました時には看病のために残ってくれたネムと2人きりの部屋だった。猫の時も甘えたがりだったネムだけど、人間の姿になったネムはもっと甘えたがりで、想像以上のスキンシップにももは心臓が爆発しそうに。無事に完治したももは学校へ再び通い始めるのだが、その頃から猫男子に溺愛される私への嫌がらせが始まっていた。どうやらトラに思いを寄せる同じクラスの女子からのようだった。しかし、この頃私を置いて放課後寄り道している猫男子4人には相談できないまま嫌がらせはヒートアップしていき、ついにももは怪我まで負ってしまう。それにいち早く気づいたのはユキで、穏やかな彼が珍しく隠し通そうとするももに声を荒げた。覚悟を決めたももは、ちゃんと自分の言葉で「やめて」と言おうと決意し、主犯の女子に話をする。しかし嫉妬に狂う彼女に話は通じず、突き飛ばされた挙句には、トラが介入してくれて解決。実は彼らが放課後寄り道していたのは、ももにマフラーを買ってあげるためだったらしい。そして、次の休日には彼らと遊園地へ。楽しい時間も束の間、あっという間に夕方となっていた。そして最後には、ユキから観覧車へ誘われる。そこで「俺たちはもうすぐこの世界から消える」と衝撃の事実を聞いてしまう。ラストには、消えてしまった猫男子がまるで最初から存在しなかったかのように進んでいく世界に、悲しくも前を向いて生きようとももは決意した。