あらすじ
君の一瞬は、僕の一生。宇宙のスケールで描かれる、究極の「猫への愛」人類が外宇宙へ放った亜光速探査船『オリオン』。余命わずかなプロジェクト責任者は、自らの死後、身寄りのなくなる愛猫をその船に乗せる決断をした。
船が光速に近づくにつれ、相対性理論が示す「ウラシマ効果」により、地球と船内では決定的な時間のズレが生じていく。猫がキャットタワーから飛び降り、床に着地するまでのほんの一瞬に、地球では季節が巡る。
本作は、X上でマイクロノベルとして発表した物を読みやすく編集した「もし自分が死んだら、愛するペットはどうなってしまうのか」という飼い主の普遍的な願いと切実さを、壮大なSF的アプローチで描いた感涙の短編小説です。