あらすじ
ライトハンマー伯爵家に嫁いで7年。
夫は「胸の病」を理由に、保養地で湯治を続けていた。
医療費だけで、領地年収の3割。
「ヴィルヘルム様。本日、領地監査官のヴィクトール卿が
診断書の精査にいらっしゃいます」
「な、なぜだ。私は本当に病なのだぞ」
家門契約書第12条には、こう書かれている。
「正室の医療経費を虚偽請求した夫は、伯爵位を剥奪される」と。
7年間、私は帳簿のすべてを写してまいりました。
銀貨3枚――これが、貴方様の慰謝料の上限ですわ。
さて、診断書まずは拝見させてくださいませ?