あらすじ

道後温泉の小さな宿「ことの葉亭」には、宿泊客がひとことを書き残していく古いノートがある。東京の広告会社を辞め、次の行き先も決められないまま松山へ戻ってきた二宮由良は、祖母の営む宿を一か月だけ手伝うことになる。温泉街の静かな朝、帳場の仕事、常連客や地元の人たちとの出会い。そして、ことば帳に残された名も知らない誰かの言葉。言えなかったこと。戻ってきた後ろめたさ。休むことへの不安。由良は、宿に残された小さな言葉たちに触れながら、少しずつ自分自身の気持ちと向き合っていく。 道後の湯の匂いと、人の優しさが胸にしみる、再出発の物語。

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小説を読もう2026/04/29
  • 現在の作品ことば湯、ひとしずく――道後の小さな宿に、言えなかった想いを置いていく