あらすじ
目覚めた時、記憶はなかった。
代わりにあったのは、左腕に装着された――異形の籠手。
その籠手は“鍵”によって力を変え、炎を纏い、姿を変える。
だが、その力の正体をナナシ自身は知らない。
吹雪の中で出会ったのは、毒舌で無愛想な少女イリス。
そして、世界に潜む異形の存在“メルム”と、それを追う監査機関の影。
戦いの中で目覚める力。
断片的に蘇る、覚えていないはずの感覚。
それは偶然か、それとも――
「運命なんて、ぶち壊す」
名前すら持たない少年が、
異形の力とともに“普通じゃない何か”へと踏み込んでいく。
これは、名無しのまま抗う――叛逆の物語。