あらすじ
大人しく死ぬか、抵抗して死ぬか。
傭兵のヴィオに、突如突き付けられた死刑宣告。
だが、死んでやる理由などない。
部隊の追手を躱しながら、一旦身を隠そうと悪しき伝承が残る地へ足を踏み入れる。
待ち受けていたのは、伝承でしかない筈の怨霊。
命を懸けた死闘の果てにヴィオは敗れ、意識が遠のいていく。
それでも、刃を振り上げた怨霊から眼を逸らすことはなかった。
「私の用心棒になりませんか」
怨霊――未知なる〈魔法〉を操る大賢者が、目覚めたヴィオにそう告げた。
彼の持つ恩寵〈不能〉だけが、何百年も苦しめられてきた〈呪い〉を止められたのだ。
呪いのない人生を歩みたい。追手を躱し続ける事は面倒。
利害が一致した二人は契約を結び、近年発見された新大陸へ向かった。
〈魔法文明〉に答えを求めて。