あらすじ

深夜のオフィスで倒れた俺が、次に目を覚ましたのは棺桶の中だった。 しかも体は骨。どうやら英雄王の残骸らしい。 ……まあ、そこはいい。たぶん異世界だ。 問題はその後だ。 外に出た俺を見つけた少女――聖女リーナは、なぜか俺を「ポチ」と呼んだ。 しかもそのまま撫でてくる。 待て。俺は犬じゃない。中身は現代人だ。 「ほらポチ、おいで」 だから違うって――あ、行っちゃった。 ……いや、これは違う。 体が勝手に反応しただけだ。俺の意思じゃない。 たぶん。 そんなわけで、なぜか俺は“懐く骨のモンスター”として扱われることになった。 しかもこの体、妙な機能までついている。 何かを取り込むと、知識や考え方が増えていくらしい。 便利? まあ便利だ。 実際、判断も早くなった気がするし―― ……いや、ちょっと待て。 前より細かいことを気にしなくなったというか、妙に効率重視というか―― ……まあいいか。 俺は俺だし、ちゃんと考えて行動している。 ポチじゃない。 断じて。 これは、英雄王の骨に転生した俺が、聖女リーナに懐いた“謎のモンスター”として扱われながら、強くなっていく物語だ。 少しずつ考え方が変わっている気もするが、たぶん問題ない。 ――今のところは。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/29
  • 現在の作品英雄王の骨ですが、脳ミソが犬(ポチ)なせいでパッチワークの聖女(※俺の主観)にしつけられています。――俺、中身は現代人なはずですけど!?