あらすじ

春が来るたび、冬月栞は三年前に亡くした恋人・陽を思い出していた。桜が咲く季節は、彼を失った痛みごと胸を刺す季節だったから。そんな栞の前に現れた新しい上司・佐久良標は、無愛想で厳しいくせに、毎朝そっと彼女の机にレモンキャンディを置いていく。陽と同じ匂い、陽と同じ言葉。どうして彼は、もういないはずの人を知っているのか。桜前線が街を染める春、止まっていた栞の時間が、やさしくほどけていく。

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エブリスタ
エブリスタ2026/04/28
  • 現在の作品桜前線のレモン