あらすじ
高校時代、進路にも自分にも自信が持てずにいた上野美咲は、友人に連れられて行った地下ライブで、若手芸人「レスキューひろ」の全力のネタに救われる。
笑わせてもらえた感謝を伝えたくて、人生で初めてファンレターを書いた美咲。それは彼女にとって、十年経っても忘れられない大切な思い出になっていた。
十年後。
神田建設の総務課で働く美咲の前に、神田家の御曹司として現れたのは、あのレスキューひろ――神田宏樹だった。
しかし、彼はもう舞台で笑顔を振りまく芸人ではない。冷静で近寄りがたい社長になっていた。