あらすじ

俺、田中透(たなか とおる)には『他人の心の声が聞こえる』という超能力がある。  ノイズだらけの思考が飛び交う教室で、波風を立てず「最後列の隅の席」で観葉植物(モブ)として生きるのが俺の目標だ。  そんな俺の席から遠く離れた教室の中心には、学園の二大美少女が座っている。  成績トップで他者を寄せ付けない『氷の令嬢』白鳥玲奈。  誰にでも優しいカースト最上位のギャル『太陽』星野結衣。  決して交わるはずのない二人は、なぜかいつも一緒にいて、周囲からは『尊い百合関係』として神聖視されていた。  だが、遠く離れた俺の耳に聞こえてくる彼女たちの『本音』は違った。 (今日の夕方は『魔法少女マジカル・ルル』の限定グッズの再販日なのよ! 絶対17時までにアニメイトに行かないと……!) (ふふっ、バァカ。あんたが今日、オタクショップにコソコソ行こうとしてるのなんて調査済みなんだよ。完璧美少女の化けの皮、そろそろ剥がしてやるからね)  そう。氷の令嬢は【隠れ重度オタク】のポンコツであり、太陽のギャルは【他人の弱みを握るのが大好きな腹黒策士】だったのだ。  二人の仲良しごっこは、互いの秘密を握り合って牽制し合う冷戦状態(百合営業)!  ひょんなことから二人の裏の顔を(超能力で勝手に)知ってしまった俺は、互いのカモフラージュ役として利用され、二人の板挟みになってしまう。  絶対にバレたくない彼女たちと、絶対に関わりたくない俺。  しかし、心を読んで先回りしてピンチを救って(回避して)いるうちに、なぜか二人の俺に対する好感度が爆上がりしていき――!?  他人の心が読めるモブ男子が送る、胃に穴が開きそうなすれ違い青春ラブコメディ!

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/27
  • 現在の作品他人の心が読める俺は、美少女たちの『百合営業』を特等席で聴いている〜モブでいたいのに、なぜか両方から秘密の共有者にされて好感度爆上がり中〜