あらすじ
「――魔法とは、長く複雑な詠唱を経てこそ、その威力を発揮するものである」
そんな常識が支配する世界で、魔導師アルスは「魔法に重みがない」という理不尽な理由でS級パーティ『聖なる輝き』を追放されてしまう。
しかし、世間の評価は間違っていた。
アルスにとって、一分もかけて魔法を一度放つなど、非効率の極み。彼は脳内での【超高速演算】により、無数の極小魔法陣を同時展開し、初級魔法を「マシンガンの如き連射」で叩き込む独自の魔導を完成させていたのだ。
自由の身となったアルスは、自分が理想とする「究極の効率的冒険者ライフ」を求めて旅に出る。
一方、彼を失った『聖なる輝き』は、今までアルスの「見えない超速サポート」によって自分たちが生かされていた事実に気づくが、時すでに遅し。
アルスは行く先々で、現代の合理的思考を武器に、伝説の魔獣や難攻不落のダンジョンを「一秒」で攻略していく。
「努力や根性は必要ない。ただ、最適化すればいいだけの話だ」
これは、魔法界の常識を根底から塗り替える、一人の「効率厨」による無双ファンタジー。