あらすじ
前世で大好きな酒を飲み損ねて不遇の死を遂げた、おっさん魚塚 陣(ウオツカ・ジン)36歳。
ジンは手違いでおっさんのままファンタジー世界へ転移してしまう。バスタオル一枚の女神とともに。
「ちょっとぉおおお! なんであたしまで転移してるわけ!?」
「そんなことは知らん。それよりこの世界の酒はうまいのか?」
魔法が全ての魔法至上主義の世界。だが前世おっさんのまま転移したジンは魔法が使えない。というか彼には魔力(マナ)が一切なかった。
くたびれたワイシャツ姿のおっさんだったが、彼は知らぬ間にひとつだけスキルをもらっていた。
「ええぇ……あんた魔法飲んでるわよ……!?」
「これはうまい! 最高じゃねぇかここ!」
天界で酒の神バッカスを飲み負かした際に、酔っぱらったバッカスが与えた【マナドランカー】である。
今まで全ての転生者が酔いつぶれて使えなかったハズレスキル。だがジンにとってそれは最高のスキルだった。
彼は前世(社畜時代)で飲み足りなかった酒を第二の人生(異世界)で存分に飲み散らかす。
これは酔えば酔うほど強くなる、のんべぇおっさんの物語