あらすじ
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私には、たった一つだけ致命的なハンデがあった。
——余命一年。
本来なら、最期に恋を求めて破滅する運命らしいけれど、そんなつもりはない。
ヒロインとも関わらず、恋にも興味はない。
限られた時間で私が選んだのは——演劇。
自分の声で、自分の人生を演じきるために。
それなのに。
「結婚してください、令嬢」
なぜか婚約者である王子が、やたらと距離を詰めてくる。
恋なんてしている暇はないのに。
それでも私は——最後まで“演じる”。
これは、余命わずかな悪役令嬢が
恋をしないまま、自分の人生に恋をするまでの物語。