あらすじ

今から何千年も昔、魔王が産声を上げた。 それは世代を追うごとにより狡猾に、より邪悪になっていき、次第に人類の領土は奪われつつあった。そのとき、ライゼネス王国は切り札として7枚のカードを切った。遥か遠方から召喚されし7人の英雄は圧倒的な武力によって領土を押し上げ、魔王軍を退けた。 こうして世界は7人の英雄の手によって平和になった。 ただ、この物語には本編とも言える後日談がある。 英雄たちと共に魔王と戦った、かつての名家『ナインルーツ家』がたった一日で消滅した。名は廃れ、王国に反乱した馬鹿で無能な没落騎士だと、蔑まれるようになった。血は絶え、恥辱を雪ぐ機会を与えられぬ間もなく、歴史上から姿を消した。 そして再びその名が上がる頃、王国はようやく気がついた。7人の英雄の影に混ざっていた、8人目の『ジョーカー』と灰の中で眠っていた『ナインルーツ家の生き残り』は、決して出会ってはならなかったと。 復讐とは決して気持ちが楽になるものでもなく、死者が蘇る訳でもない。 ただ前を向いて残されたものが生きるために、必要なのだ。

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小説を読もう2026/04/28
  • 現在の作品英雄殺しの没落騎士 -異世界人に不幸あれ、神に災いあれ-