あらすじ
三十八歳の会社員、九楼仁(くろうじん)は、道端の石や古い鍵、用途のわからない金属片みたいな“ガラクタ”を集めるのが密かな趣味だった。
ある日、通勤途中に拾った淡く緑に光る石をきっかけに、仁は見知らぬ洞窟で目を覚ます。
そこは、魔法が失われた技術となり、古代文明の遺物が地中に眠る異世界だった。
戦う力も、特別な才能もない仁が出会ったのは、記憶を失った小さなゴーレム、シューシュ。
価値がないと捨てられるもの。
役目を終えたもの。
誰にも見向きされないガラクタ。
けれど仁だけは、それを「なんかいい」と拾い上げる。
本人はただ必死に生き延びているだけ。
それなのに、なぜか周囲からは「只者ではない」と勘違いされていき――。
強くないおっさんと、小さな相棒が、価値なきものを拾いながら異世界を歩いていく物語。
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本作はフィクションです。実在の人物・団体・地名・事件などとは関係ありません。