あらすじ
1ポイント=1万円相当の価値を持つ、超実力至上主義の「私立・聖餐(せいさん)学園」。ここでは成績も、プライバシーも、そして「暴力」さえもポイントで売買される。
そんな中、新入生の痛野 望(いたの のぞむ)は、あろうことか自ら「痛み」をポイントで買い叩き、残高をマイナスへと叩き落としていく。
主要人物紹介
痛野 望(いたの のぞむ)
本作の主人公。極度のマゾヒズムを秘めた狂人。
「痛み」こそが唯一の生の実感であり、自分を「人でないもの」へと貶めることに至上の悦びを感じる。周囲からは基本的に「痛野」と呼ばれ、軽蔑と暴力の対象になることを自ら望んでいる。
冬月 詩織(ふゆつき しおり)
Dクラスに所属する、氷のように冷徹な少女。
ポイントの管理に長けており、なぜか供物となった痛野の「監視役」を命じられる。痛野の異常な行動を「非合理的」と切り捨てながらも、その底知れない狂気に興味を抱き始める。
鉄門 厳介(てつもん げンスけ)
Aクラスに君臨する、圧倒的な体格を持つ暴君。
ポイントに異常な執着を持ち、痛野から「1発殴るごとにポイントを払う」という契約を持ちかけられる。最初は痛野をカモにしているつもりだったが、次第に彼の狂気に毒されていく。
九条 霧子(くじょう きりこ)
Dクラスの担任を務める、サディスティックな美人教師。
学園の「ポイントこそが神」というルールを徹底的に管理する冷酷な教育者。供物となった生徒を道具のように扱うが、いたのの「異常な従順さ」に不気味な違和感を覚えている。