あらすじ
若菜はある日、朝から数学の課題に追われていた。今日は順番で当てられる日だったのだ。
そんな彼女を放課後遊びに行こうと誘う早雪。早雪は若菜の無二の親友である。彼女は眉目秀麗で、天真爛漫で、スキンシップを好む少女だ。
課題が思うように進まず焦る若菜に、早雪がリラックスして考えてごらんと言いながら、後ろから頬に手を伸ばす。若菜は早雪を見上げ、早雪は若菜の顔を覗き込む。早雪の長い黒髪がカーテンのように外界から二人の顔を覆い、教室の中で誰にも気付かれないようにキスしているみたいだと、先ほどとは違う焦りを感じる若菜。
若菜はノートを見せてほしいと早雪に頼むが、それでは自分の力にならないと断られてしまう。その代わり分からないところは解き方を教えてくれると言われ、感謝の言葉を口にする若菜。
若菜は早雪と他愛ない高校生活を送っていた。
冬の終わりの頃、誕生日を間近にひかえた若菜は、早雪と一緒にいつものように雑貨屋を訪れる。
何も買わずに雑貨屋を後にした二人は別れ、若菜は帰路につく。帰り道、昨日のことを思い出しながら歩く。
家に着いた若菜は母親の恋人と鉢合わせ、見送る。自身の誕生日を母と自分と母の恋人と過ごすことを楽しみたい思いがつのる。